デッサン強化月間2025(中学生美術科)
中学生美術科では、毎年9月に「デッサン強化月間」として「遠近法」「タッチの効果」「鉛筆を使ったグラデーション」の授業を行います。


「遠近法」では、遠近を表すさまざまな方法を紹介した後、その中から「透視図法」にフォーカスして、直方体や円柱といった基本的な形態の捉え方、考え方を学びました。実習としてテーブル上にティッシュボックスとセロファンテープを配置して、デッサンしました。


「タッチの効果」の課題では、アルブレヒト・デューラーの水彩・デッサン集を見せながら、線の集積、描く方向を工夫することによって、立体が浮かび上がってくることを学びました。最初にデューラーのデッサンを模写した後、ニンニクをモチーフにして、ボールペンを使って立体感や質感の表現に挑戦しました。


「鉛筆を使ったグラデーション」では、4B、B、2Hの3種類の鉛筆を使い分けて、それぞれでできる一番黒い色から、紙の白まで、11段階の階調を描き分けることに挑戦しました。鉛筆の削り方、持ち方から気をつけないと、微妙な変化が出せないことに気がついたのではないかと思います。
地道な作業の連続でしたが、生徒たちはそれぞれの課題の意義をよく理解して、真剣に取り組んでくれました。1年生から3年生まで合同の授業はこれが最後になります。10月からは受験を控えた3年生は志望校別対策課題に取り組みます。1・2年生にとっては、先輩たちの作品や描いている姿から刺激をもらった1ヶ月になったのではと思います。
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