入試実技対応課題の入り口(中学生美術科)
中学生美術科の3年生で美術系高校を受験する生徒たちは、10月から入試実技対応の課題に取り組み始めます。描画時間も短縮して、決められた時間内で、出題者の意図をくみ取って、どうこたえていくのか、繰り返し練習していきます。

掲載画像、1枚目のデッサンは、テーブルの上に発泡スチロールのブロックを設置して、その中央にトイレットペーパーを置くという、シンプルですが、ちょっとでも形が狂うととても目立ってしまうモチーフです。3時間かけて、徹底的に形を直しながら描きました。
2枚目から5枚目のものは、4種類の幾何石膏像を1枚30分と時間を決めて描いたものです。透視図法の授業を受けたことで、頭ではルールを理解していても、短時間で対象物を観察し、画面上で再現することは、一朝一夕にできることではありません。みんな、かなり苦戦していました。
まだまだ、修正すべき点は多いのですが、実技終了後のディスカッションで一人ひとりに話を聞いてみると、それぞれに自分の不足している点について、かなり明確に意識できているようでした。さすがだなと思いました。
実際の入試課題では、受験校によって求められるものが少しずつ違ってきます。しかし、根っ子の部分ではつながっているので、まず基礎の部分をしっかりと定着させて、その上に課題に対する対応力を付けていければと、考えています。
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