色の3要素、対比、ベタ塗りを学ぼう!<色彩ゼミ2025・基礎科>

高校1・2年生対象の基礎科では、2学期に講義を含む演習形式の授業で、美大受験生として必要な基礎知識と技術を集中的に学びます。9月前半には「色彩演習」を行いました。

まず、スライドとプリントを用いて
1・人間が色彩を知覚する仕組み
2・色彩の三属性(色相、彩度、明度)
3・加法混色(光の3原色)、減法混色(色材の3原色)
4・色の対比
5・色の持つイメージと遠近表現
などについて学びました。
ここで出てきた用語は、知識としてしっかり理解しておかないと、今後の実技の授業で講師との会話が成立しなくなるので、途中で意味を問い直すなど、復習しながらしっかりと覚えてもらいました。

実技では、各自が持参した写真(映像データ)を二つの画面にトレースして、一方には第1課題として「ベタ塗りで写実的」に、他方には第2課題として、それぞれになんらかのルールを決めて「元画像の色彩を変換して」描くというルールで行いました。

第1課題のベタ塗り模写では、滑らかなグラデーションを、何段階のベタ面に分割しようか、悩んだり、試行錯誤する姿が見受けられましたが、第2課題になると、自己判断する部分は増えてくるはずなのに、意外とスムーズに作業をしていました。やはり、それまでやったことないことでも、一度経験することで、実体験として身につくところが大きいのでしょう。

生徒たちには、吸収力の高いこの時期に、さまざまなインプットとアウトプットを経験して、これからの社会を担う人材に成長していってほしいと思います。


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