紙を使った立体造形(基礎科)

高校1・2年生対象の基礎科では、「ケント紙を使ってモビールを作ってみよう!」という課題に取り組んでいます。アレキサンダー・カルダーなどの作品を紹介した上で、天井からバランスを取って展示する作品を作っています。

その前段階として、1枚のケント紙を切り離さないように切り込みを入れ、その部分を接着して天井から吊るすオブジェを作る課題と、ハーフカットを使って幾何的なパターンのレリーフを作る課題に取り組みました。

前者はいわば紙を使った立体クロッキーで、後者は設計と手順の大切さを学ぶ課題という位置づけです。

吊るすオブジェでは、最初にコピー用紙を使って2回実験を行い、その経験から本制作に取り掛かりました。展示して意見交換する時間も含めて3時間で一気にやり通しました。

レリーフでは、いかにして作業を簡略化するかを考えながら、こちらも3時間でできるところまで進めました。

即興性と計画性、この二つを経験したことで、よりクオリティーの高い作品につながってくれればと思います。

※吊るすオブジェは2020年にうらわ美術館で開催された「はみだす力展vol.2」板橋区立上板橋第三中学校「かみわざ マジック!」の取り組みを参考にさせていただきました。


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