油絵体験実習(中学生美術科)
中学生美術科では、8月に1年生から3年生まで全員で、油絵体験授業を行いました。モチーフ台に青い布を敷き、木の桶を中心に、アイビーやブリキのおもちゃ、小さなぬいぐるみなどを配置した静物モチーフを、4日間で12時間かけて描きました。
油絵具や溶き油、筆やナイフは教室のものを使ってもらいました。市販のスクールセットも良いのですが、専門家用のものを使うことで、油絵具独特の重厚な表情が生まれます。そういった体験が、道具や素材に対する、感受性を高めてくれればと思っています。
ほとんどの生徒が初めての体験だったということもあり、最初に溶き油の配合や、筆やナイフの使い方といったところかから指導していきました。
とはいえ、油絵具の良いところは、いくらでも塗り重ねて修正や、やり直しが効くところです。生徒たちは、最初は遠慮がちに薄く絵具を塗っていましたが、慣れてくると、パレットの上にいっぱい絵具を出して、キャンバスにグイグイと塗り込んでいきました。
完成作には、当然のことながら、それぞれ形や明暗など改善点は多々あります。しかし、なにはともあれ元気に絵具と格闘できたことが一番だと思っています。講評会の時、生徒たちも晴れやかな表情で自作を眺めていたように感じました。
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