平面構成「ベタ塗りに挑戦!」(基礎科)

7月22日から夏期講習会が始まりました。暑い日差しの中、受講生たちは各クラスごとの課題に真剣に取り組んでいます。夏期講習会は8月22日までの長丁場です。日々の制作に集中して取り組めるように、体調に留意して、過ごしてほしいと思います。

高校1・2年生対象の基礎科では、6月後半にデザイン課題の平面構成に取り組みました。表現方法として、絵具はベタ塗り指定としました。テーマは「夏」。言葉からイメージを広げることで、さまざまな解釈の作品が生まれました。

基礎科・平面構成「“夏”をテーマに、ベタ塗りに挑戦!」

夏休みに訪れた海岸を上から見下ろした構図で表現しました。波の重なり方と雲の重なり方に変化をつけて、空から飛び降りてくるかのような足との組み合わせで、大胆で奥行きのある作品になりました。

基礎科・平面構成「“夏”をテーマに、ベタ塗りに挑戦!」

夏祭りの縁日の必須アイテム、金魚すくいと線香花火、リンゴ飴を組み合わせて、暗い空間の中に浮かび上がらせました。水槽の中の空気の泡の形に変化をつけて、画面全体の流れやリズム感を整えました。

基礎科・平面構成「“夏”をテーマに、ベタ塗りに挑戦!」

夏のギラギラとした太陽と、波の飛沫を大胆な色彩と形態で表現しました。太陽や波の煌めきの部分に、あえて黒で用いることで、空のオレンジと波のブルーの対比が一層際立ってきました。

バケツに映った線香花火の様子を表現しました。花火の光に、さまざまな色を使うことで、画面に華やかさを加えています。

基礎科・平面構成「“夏”をテーマに、ベタ塗りに挑戦!」

近年の酷暑をイラスト的に風刺した作品です。火にかけられた鍋の中の日常生活と、そこから立ち上がる入道雲が、真夏の空を思わせるブルーのバックにとてもマッチしていて、尋常ではない暑さを見る側に訴えかけてきます。

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