基礎の基礎から(基礎科)

基礎科の11月前半の課題は「鉛筆デッサン・自分でモチーフを卓上にセットして描いてみよう!」と「グラデーション制作」でした。

鉛筆デッサンでは、モチーフの組み合わせ方や構図の確認のため、30%程度の完成度のエスキースを5点制作した上で、その中から1点を選んで本番確認用のエスキースを制作。それからデッサンという手順を取りました。

モチーフは「オレオ」「コカコーラ」「貝殻」「色画用紙」。モチーフを加工しても良いという条件だったのですが、オレオを食べたり、コーラを飲んだりする生徒はごくごく少数派で、ちょっと意外でした。

グラデーションは、1年生と2年生で絵画系志望者は木炭紙に木炭で、2年生でデザイン系志望者はM画用紙に鉛筆で制作しました。木炭では、左から「木炭を重ねるだけの調子」「木炭を指で抑えた調子」「木炭をガーゼで擦り込んだ調子」で、鉛筆は左から「4B」「B」「2H」で11段階の階調に挑戦しました。

基本的な課題ですが、実際にやってみるとフラットな色面を作る難しさを通じて、どれだけデリケートに手を動かさなければいけないかに気がつくことができます。それぞれの経験値によって、出来栄えに差はありますが、貴重な体験ができたのではないかと思います。


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