祝い筆

隣の部屋からいつもと違う雰囲気を感じ取り、覗いてみると、こんなものが。

祝の字が朱色で書かれた大きな短冊が並んでいます。

今日は毎年恒例の「合格速報貼り出し」の日なのでした。

アトリエ新松戸では、この掲示を一枚一枚を手書きで作るという伝統があります。

担当してくださるのは書道の達人Sさん。
なんと今年で29年目!
いつもありがとうございます。

Sさん、祝書きのあとはコピー紙をつなげてイメトレをなさっています。
“合格おめでとう”を書くためです。
書道用の和紙ではヘナヘナとなってしまい、ここでの用途には向かないため、長年色々なものを試してこのコピー紙が一番いいとたどり着いたのだそうです。

美しいです。

そしていよいよ乾いた祝の短冊に大学名が書き込まれます。
なるほど、祝の字が後ろになるので乾かす間に合格おめでとうなのですね。

筆の動きがとても早いのは、慣れているからではなく、気持ちが真っ直ぐに入っているからなのだと思います。

揃ったところで、代表自ら貼り出し。

ちょっと引いた窓もパチリ。
さりげなく春期講習のPRもしておきます。

Sさん、どうもありがとうございました。