展覧会レポート「あいだにあるもの」「Graphic Park」

資生堂ギャラリー<資生堂のクリエイティブワーク Series.1「あいだにあるものー1970年代の資生堂雑誌広告からー」>

2023年6月6日(火)~7月30日(日)

「資生堂が時代ごとに創造してきたクリエイティブワークの一端を紹介する企画展」(公式ホームページより)のシリーズ第1回目。今回は70年代に登場した若者向けの雑誌に掲載された広告が展示されています。

商品の紹介というよりも、ビジュアルイメージとコピーによる世界観や物語性、その連続的展開など、従来になかった手法によってブランドイメージを確立していったとのことです。わかりやすさや効率化を重視する現在の広告表現とは一線を画すモノですが、それゆえに懐かしさと同時に新鮮さを感じました。

ギンザ・グラフィック・ギャラリー<KOICHI KOSUGI Graphic Park>

2023年07月11日(火)~2023年08月21日(月)

アートディレクター/クリエイティブディレクターとして手がけてきた広告デザイン、キャンペーン、CIデザインだけでなく、自身の大好きな「恐竜」をテーマにした実験的なインスタレーション作品もあり、まさに「グラフィックのテーマパーク」のような見応えのある展示です。

「デザイナーやアートディレクターは、形をつくるだけの人ではなくて、考え方を翻訳してつくる人」(公式ホームページより)とご本人が語るように、さまざまな人の個性を融合させて一つの作品にまとめていくことで、クライアントのさまざまな要望に応え、また提案していくのであろうことが感じられました。


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