藝大油画科の入試システム変更

11月29日に東京藝術大学美術学部の学生募集要項が公開されました。

昨年は「素描は倍版木炭紙」ということで、日本中の画材屋さんから倍版木炭紙が消えてしまうという事態が起こりましたが、今年は例年通りのサイズに戻っていました。胸を撫で下ろした受験生も少なくなかったのではないでしょうか。

今年7月に公開された「入学者選抜要項」では、油画科では今年から1次試験の合否を素描だけでなく、センター試験と調査書の内容から総合的に判断すると書かれていました。昨年度までは、センター試験と調査書は最終の合否判定の時に初めて使われていたのです。

「学生募集要項」ではさらに踏み込んで、評価の仕方まで記載されていました。1次の素描は2段階評価で、2次は絵画と面接とがセットで5段階評価となっています。最終的には「総合的に判定し、合否を決定する」ということなので、単純な足し算ではないとは思いますが、この変更がどのような結果に結びつくのか、注視して行こうと思います。

藝大油画科の2019年度パンフレット

ただ、単純に考えれば、これからの時代は、国内のマーケットだけをターゲットとして制作活動を続けていくことは大変なので、国際的に活躍できる人材の育成を目指しているいうことになるのでしょうか。上の画像は2019年度油画科パンフレットですが、そのなかでも留学関連の記事にかなりの分量が割かれていました。


冬期講習会2019-2020のお知らせ

12月に入り、2学期の授業は10日で終了。16日からは冬期講習会が始まります。志望校合格に向けて、最後の追い込みです。苦手をつぶし、いいところを再認識して、そこを伸ばして試験に臨めるよう、スタッフ一同、全力で取り組みます。
コース設定、カリキュラムなど詳細は特設ページでご確認ください。

冬期講習会 絵画科授業風景