木炭デッサン(基礎科)

基礎科ではGWあけに木炭デッサンに取り組みました。モチーフは石膏像「アリアス」です。

木炭はとても柔らかいので、色がつけやすく、指で触るだけでも調子(色の明るさ)に変化をつけることができるため、形を直す習慣づけにぴったりの素材です。

「色がつけやすい」という性質は、裏返せば「紙が汚れやすい」ということにもなります。最初は、それを「失敗した」と感じる生徒もいるのですが、それを気にせずにどんどん形や調子を直していく経験を積むうちに、自分の描いたものを修正することに対する恐怖心を克服し、対象を正確に捉える力を育まれます。

今回紹介する作品は、生まれて初めての木炭&石膏デッサンもあれば、1年間みっちり学んできた人のものもあります。それぞれに自分のできることの中で、修正することに積極的に取り組んでくれていて、これらの伸びに期待が持てます。

今回のモチーフの「アリアス」は作者やモデルなど、謎の多い石膏像なのですが、来歴について全く異なる見解のブログ記事を見つけました。どちらも、引用元を記載していないので、なんとも言えないのですが、こういったことに興味を持って調べてみるのも面白いのではないでしょうか。

<今日の石膏像>「K-124 アリアス胸像」
https://ameblo.jp/sekkouya/entry-10329993711.html

<CreativeIdeaNote>【石膏物語】アリアス胸像 その正体は陶酔と芸術の神バッカス(デュオニソス)像
https://ideanotes.jp/art72/


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