幾何形態描写のおさらい課題(中学生美術科)
11月に入り、日の入りが随分と早くなってきました。各高校の説明会や授業体験も一巡し、中学生美術科の生徒たちの志望校もほぼ固まりました。ほとんどの入試は年明け、1月の後半から始まるのですが、一部私立高校では、年内に特待生試験など特殊なセレクションを行うところもあります。
そんな中、中学生美術科では、各自の入試スケジュールと課題内容に合わせて、カリキュラムの時間や内容を調整しながら、どうやったら生徒たちにとってベストな準備ができるのか、スタッフ一同、知恵を絞って対応しています。
美術系高校の実技試験には、各高校ごとに特色がはっきりとあります。もちろん、それに合わせた対策授業も大切なのですが、まずは基礎を固めないことには応用も小手先の対応に終始します。そういったことを、生徒たち自身にも意識してもらうために、10月後半の授業では「幾何形態石膏像」のデッサンを行いました。
幾何形態石膏像は単一の質感で、形態もシンプルなので、一見、難易度は低く見えますが、「自ら設定した光源に対して、明部と暗部、影の関係は適切か?」「すべてのモチーフが同一平面上に置かれているように見えるか?」など突き詰めていくと、なかなか手強い課題です。
今回紹介する生徒作品でも、生徒それぞれの興味の方向性やこれまでの経験値によって、作品の雰囲気や正確性、完成度は随分違っています。ただ、生徒一人ひとりの成長曲線で考えると、ちゃんと伸びてくれていることを実感できました。日頃の真剣な制作姿勢と合わせて、頼もしく思います。
この課題であぶり出された各自の問題点を克服することが、自分の将来に向けての夢や希望を実現するための第一歩です。まず、目の前の課題、モチーフに集中してくれればと思います。
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