大学入試の問題に挑戦!(基礎科)

基礎科では、2月前半の課題で絵画系、デザイン系共通で、筑波大学のデザイン系コースの入試問題に取り組みました。

入試問題にはさまざまな“しばり”があります。今回取り組んだ課題文は以下のとおりです。
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別紙の図から線や面を抜き出して、与えられた解答⽤紙(B3判)に平⾯構成を⾏いなさい。また、この平面構成をSNSに投稿するとして、ハッシュタグを書きなさい。
【条件】

  1. 画⾯は縦400mm、横300mmとし、⽤紙の中央に配置する。
  2. 抜き出した線や面は以下の条件で扱う。
    ・全ての線や面を使用しなくても良い。
    ・繰り返し使用しても良い。
    ・自由に拡大縮小しても良い。ただし縦横比は変えないこと。
  3. ⾊の使い⽅は⾃由とする。
  4. 画面外の左下に「#芸専 #平面構成」以外のハッシュタグを3つ書くこと。
    ==
    別紙にはゲームのコントローラーの平面図が描かれています。
    (筑波大学の公式ホームページより引用させていただきました)

一見、すごく“しばり”が多い課題に見えますが、線や面を任意に抜き出して、拡大縮小して良いというところで、実はとても自由度が高い課題です。
しかも、それにハッシュタグをつけることで、言葉による説明までつけて良いとなると、実際は「自由にテーマを決めて描きなさい」と同等の課題と解釈することができます。

ゲームのコントローラー図面に引っ張られて、ゲームから離れられない生徒もいましたが、自分の世界に引っ張ってくる生徒もいて、なかなか頼もしかったです。

そう言った意味で、課題文に対する読解力の大切さを改めて感じた取り組みでした。


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