鉛筆デッサン上達プログラム(中学生美術科)

中学生美術科では、9月から10月前半にかけて「デッサン上達プログラム」として「鉛筆グラデーション」「ボールペンデッサン」「まとめの鉛筆デッサン」の3課題に取り組みました。

鉛筆グラデーション

「鉛筆グラデーション」では、4B、B、2Hの3種類の鉛筆を使って、それぞれ11段階のグラデーションを作ります。生徒たちは最初「楽勝!」と思っていたようですが、昨年の3年生の参考例を見せると表情が一変。「これは大変かも。。。」と感じたようです。
丸2日、6時間かけて、可能な限り滑らかなグラデーションを目指しました。一つ一つの枠をフラットに塗り込む難しさにチャレンジすることで、鉛筆に伝える筆圧やタッチの方向など微妙な指先の感覚が鍛えられます。

ボールペンデッサン

「ボールペンデッサン」では、デューラーのペン画の模写から始めて、最後にニンニクを描きました。この課題では、タッチの方向、線の粗密によって、形態感が表現できることを学びます。
デッサンを始めたばかりだと、目の前になるモチーフを写真的に写して満足しがちです。しかし、モチーフの立体感、構造感を理解した上で、画用紙の上に再現するような気持ちで描かないと、ちゃんと相手に伝わるデッサンにはなりません。
このボールペンデッサンは、モチーフを面の集合体として捉えることで、その理解に至る第一歩を踏み出す課題と位置付けています。

これら二つの課題に取り組んだ後で、まとめとして静物モチーフの鉛筆デッサンを行いました。鉛筆で出せる色の幅、タッチの方向や強さ、長さまで意識することで、これまでとは一味違った作品になったと思います。

受験を控えた3年生はこれから志望校別課題に取り組みはじめます。いよいよ受験モードに突入です。

1年生、2年生の次の課題は「名作をコラージュで表現しよう!」です。ピカソやセザンヌ、ゴッホなどが生み出した名作を、雑誌や新聞の切り抜きを貼り付けて表現します。こういった経験を通じて、アートやデザインの世界の幅広さ、奥深さを体験してくれればと思います。


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