コラグラフに挑戦!(基礎科)

高校1・2年生対象の基礎科、2学期最後の課題は「版画体験・コラグラフに挑戦!」でした。

凸版、凹版、孔版、平版の版画の4版種について、学生スタッフが実際に制作した作品や版を観ながら説明を受けた後、台紙にさまざまなものを貼り付けて版にする、コラグラフに取り組みました。<授業の様子は前エントリーで紹介しました。>

このコラグラフ、一つの版で凸版と凹版の両方の刷りが経験できるのが特徴です。

基礎科コラグラフ 凸版の作品

ローラーで版面に油絵具をつけて、紙を上から重ね、バレンで圧力を加えて刷る凸版の作品です。シュロ縄やレース、画用紙などを貼り付けて版にしています。

左が凸版、右が凹版の作品です。
凹版の刷りは、油絵具を歯ブラシで凹んでいるところにこすりつけてから、表面を寒冷紗という荒い布で拭き取った上で、プレス機を使って印刷します。

左が凸版、右はプレス機を使った一版多色刷りの作品です。
右側の作品では、凹版の手順で版に油絵具をつめた上で、その上から凸版の手順で油絵具を重ねて、プレス機を使って印刷しました。凸版と凹版のイメージを色を変えて同時に表現できました。

現在、冬期講習会を開催中です。中学生から高校生、高校卒業生が、集中して実技課題に取り組んでいます。充実した講習会になるよう、スタッフ一同緊張感を持って臨んでいきます。


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