【2021一般選抜合格】vol.14一つ一つの作品にしっかり向き合ってくれた
宮本楓さん
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科 現役合格・進学
武蔵野美術大学デザイン情報学科 合格
日本大学芸術学部デザイン学科 合格
江戸川学園取手高等学校
アトリエ新松戸 デザイン・工芸科 夜間部
自分もここで学びたいと
幼い頃から絵を描くのが大好きだったのですが、高校生になって絵を「学ぶ」場所として「美大」の存在を知り意識し始めました。いくつかの美大のオープンキャンパスや学園祭に行ったのですが、特にムサビの在学生の課題内容などを見て、自分もここで学びたいと強く思うようになりました。そして高2の9月からアトリエに通い始めました。
充実した入試直前
楽しかったことは、自分が1週間単位で上達していることを実感できることです。特に高3の冬期講習から入直までは自分でも驚く程に成長できました。先生に言っていただいたアドバイスを生かし、自分で考え、試しながら描く毎日はとても楽しかったです。
ただ、自分の中の1つの技法や色のパターンに固執せず、新しいパターンに挑戦した時に、満足のいくものを描けなかったときはつらかったです。それでも家に帰ってから同じ課題でエスキースし直したり、iPadで色を試したり、諦めずやったことはよかったと思います。
また、同じ学科を目指す子が入ってきたことも刺激になりました。
学ぶものが増えた感覚でした。
先生から教えてもらうアドバイスだけでなく、その人の絵から学ぶこと、その人の絵に対する先生の講評が新たに増えたことで、1度の講評で得られる学びが2倍になりました。それに高め合う友達ができたのはうれしかったです。
しっかりと向き合ってくれる先生に出会えた
先生が一つ一つの作品にしっかり向き合ってくれたことがとてもよかったです。
6月の私の絵なんて、見れたもんじゃないのに、しっかりといい箇所も言ってくださいました。私は褒められると伸びるタイプなので、いい所も言ってくださったときは、しっかりメモって積み重ね、入試直前まで見直していました。直すところももちろん大切にして、次に活かしていましたが、褒められたところはもっと大切にしていました。しかし、デッサンやパースなど、絶対にダメなところはバシッと言ってくださったこともすごくよかったです。
試験会場にて
色々な人の作品が見られる状態で試験をするというのはすごく新鮮で楽しかったです。あたりまえだけど、十人十色で水を変える時に色々な技法や私が普段使わない色が使われている絵をみるのも楽しかったです。
しかしそれは平面のときだけで、静物のときは周りが上手であわててもいないし、おまけにフィキサチーフもかけわすれ、不安な気持ちもありました。
合格が決まったときは、自分の絵の伝えたいことがしっかり伝わったんだな、とうれしい気持ちでいっぱいでした。
大学で、そして将来
課題の一つ一つをただこなすだけでなく、沢山考え、様々なことに触れ吸収しながら取り組んでいきたいです。
将来はコスメティックのパッケージデザイナーです。
後輩へのメッセージ
先生のアドバイスを第1に、自分の絵の好きなところや個性は伸ばして大切にし、自分の武器にすべきだと思います。
トップの画像は武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科入試再現作品です。