【2020合格】vol.11表現する術を増やすために美大を目指した
FMさん
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科 現役合格・進学
東京工芸大学デザイン学科 合格
桑沢デザイン研究所総合デザイン科 合格
埼玉県立春日部女子高等学校
アトリエ新松戸 デザイン・工芸科 夜間部
卒展を見て受験を決めた
幼い頃からイラストを描くことが好きで、参考にいろんな作品を見ているうちに自分でも作りたいものが多くなり、表現する術を増やしたいと思い始めました。美大の存在を知ってから、ずっと選択肢の一つと考えていましたが、進学したいと具体的に考え始めたのは高校2年生の11月ごろです。
その後に行った武蔵野美術大学の卒展で見た作品がきっかけで、空間演出デザイン学科への受験を決めました。
3時間で作品を完成させた時、自信が生まれた
アトリエには高3の6月から通い始めました。私は通い始めてからずっと、技術も知識もなくて上手く描けず、周りとの差を感じて成長できていない自分を責め続けていました。でも、先生に指導してもらいながらではありましたが、初めて3時間で作品を仕上げられたとき、数ヶ月前はまともに形も取れなかった自分を考えると「私頑張ってたんだなあ」と思え、それが自信に繋がりました。
また、秋頃にやった細密デッサンも印象に残っています。それまではモチーフ同士の位置などを気にしてばかりで質感が二の次になってしまっていたので、細密デッサンでモチーフをじっくり観察しながら時間をかけて描いたのはとても役に立ったなと思います。
緊張の実技試験
実技試験では周りの人が当たり前に上手で、対抗心とかは無くすごいなあと周りを眺めながら描いてました。デ情と空デを受験したのですが本命の空デでは終始緊張で手が震えてずっと鉛筆も筆も持ちづらかったし、焦ってかいた汗で背中が寒くて、「とにかく早く無事に終われ!!」と思ってました。
筆記試験ではAB両日とも得意な国語では引っかかることなく最後まで解ききれたので安心できましたが、英語は本当に苦手だったので、必死に授業や参考書の内容を思い出しながらとはいえほぼ運頼みでした。
母は涙ぐみながら喜んでくれた
合格発表は外出先で携帯で見たのですが、現実味がなくて他人事みたいでした。母は涙ぐみながら喜んでくれましたが私はずっと現実味がないままで、正直合格通知が届いて手続きを終わらせた今でもなんだか不思議な感じがしています。それくらい憧れてた場所だったし、本当に合格して良かったです。
これからのこと
武蔵美に入ったら、美大に進学したいと思ったきっかけの「表現する術を増やす」を実現できるようにしたいです。
将来の夢は明確にはまだありませんが、何をしたいと思ってもいいように、今は応援してくれた人に感謝しつつ、自信の無い自分を勇気付けつつ大学で学んでいけたらと思っています。
後輩へのメッセージ
私が精神的に追い詰められたときに1番味方になったのは頑張ってきた自分でした。
技術が足りないと思っても自信がなくても緊張しても、絶対大丈夫だと言い聞かせて自分で合格を手繰り寄せるくらいの気持ちで頑張ってください。応援しています!