【2021学校推薦型選抜合格】vol.04 デッサンがうまくなっていくのが実感できた

鹿倉さん作品01

鹿倉澪さん

東京学芸大学教育学部B類美術専攻 現役合格・進学

茨城県立水海道第一高等学校
アトリエ新松戸 総合受験科 夜間部

教員をやっている自分のイメージ

小さいころから絵が好きだったので、何となく自分は美術系の大学に行くものだと思っていました。教育学部に決めたのは、高校で進路を具体的に考えたときに、美術系の仕事の中で、自分が美術教員をやっている姿が一番イメージしやすかったからです。

講習会から実技の勉強を始める

実技の勉強は、高2の夏と冬の講習会に通うところから始めました。本格的に通い始めたのは、高3の4月からです。
本格的に習ったのは初めてだったので、デッサンがうまくなっているのを実感できたことが良かったです。
国立志望のため、勉強しなければならない科目数が多かったのですが、予備校の日は思うように時間が取れず、両立に悩みました。そのおかげでいつも寝不足気味でした。

急にアドバイスが理解できるようになる

夏期講習会では、油絵や裸婦デッサンといった課題に取り組めて、とてもよかったです。
油絵では、それまで使ったことのなかったアクリルメディウムを下地に使ったりして、新しい発見もありリフレッシュできました。
また、裸婦デッサンでは、初めての経験で全然思ったようにできなくて「もっとやらなきゃ!」と思いました。

鹿倉さん作品02
夏期講習会での油彩作品

そういった経験もあり、秋になって先生にアドバイスされたことが急に理解できるようになりました。そこからは、明暗のでき方や稜線の見つけ方など、デッサンで何を意識しなくてはならないかが大体わかるようになって、楽しくなった気がします。
また、9月からは小論文対策も始まり、美術教育に関する様々な課題について考えるようになり、理解が一層深まりました。

自分が一番上手い!」と言い聞かせて

試験では小論文、デッサン、面接の順でありました。小論文では、これまでにないくらい書けて、時間にも余裕がありました。それまでいつもギリギリか時間オーバーだったので、これには自分自身びっくりしました。
デッサンは、試験会場がすごく静かで、とりとめもなく「試験監督が学校の先生に似てるなあ」と思っていました。実際に試験が始まってからは「自分が一番上手い!」と思いながら描きました。
面接では、思いもよらない質問をされて戸惑いましたが、冷静になるように自分に言い聞かせて最後まで受け答えができました。

大学でやりたいこと、将来の夢

大学では、油絵と西洋美術史を学んで、将来は中学校か高校の美術教員になりたいです。

後輩への一言

デッサンをしていると、時々すごいネガティブになりますね。
そんな時は私は「自分めっちゃ上手い!」って思いながら描いて乗り切っていました。
受験も本番ですごく上手に描いている自分をイメージしたり、ポジティブに開き直ると上手く行くのかなあと思いました。頑張ってください。

Posted by ateliershinm