説明できる? 自分の世界

2017年10月30日

夏期講習が始まっています。

本日は基礎科(高1・高2対象)からレポートをお届けします。

基礎科では、2日間にわたりコラージュに取り組みました。
(制作時間11時間)

課題「コラージュ:自分の世界を表現しよう」ということで様々な素材を用い、画面に貼付けていきます。

技法のひとつであるコラージュを用い作り上げていく自分の世界。
皆さん順調に進めていきました。

次に、“制作”と同じくらい重要なのが“プレゼンテーション”です。

今やアートは感覚やセンスを持つのみならず「自ら説明出来なければダメ」ということをご存知でしょうか。
よく抽象画に対して「この芸術作品の意味が分からない」という感想が聞かれます。
私も見ただけでは滅多に分かりません。
しかし、作者から「これは恋人に振られた私の哀しい心を表しています…」と憂いを帯びた声で聞けば、もう少し眺めてみようという気持ちになりませんか?

そのような「何を表しているか」というテーマや意図をコンセプトといいます。

自分が作る作品には必ずコンセプトが必要になります。
生徒にとって現実的な話をすると、推薦入試やAO入試で要求されるものです。

アトリエ新松戸では、基礎科の段階で「自分の世界を説明する」「コンセプトをプレゼンテーションする」ことを実践しています。
生徒同士でツッコミ合いもします。
ツッコミに対してその場で上手く取り繕える時もあれば、ぐうの音も出ない時もあります。
今はそれで良くて、自分で「気付き」や「発見」を得る貴重なチャンスにして欲しいのです。

今回の課題も好き勝手に切り貼りするだけではダメということで、プレゼンまでしっかりと行い、楽しいツッコミ合いが見られました。


「何故手が紫色なの?」
「それは自分のネガティブな部分の象徴だから」


「人生時計です。時計回りだと面白くないから反時計回りにしました」
「人生を計ってるのに反時計回りはおかしい」


「人はそれぞれのライフスタイルを持っているというテーマなのに、何故女性しかいないの?」
「え〜と…」


「コラージュなのに分かりやすすぎない?」
「ちょっと説明させすぎちゃいました」

教える私たちも感心するコンセプトが生まれ、実りある課題となりました。

さてアトリエ新松戸受験部は9月から後期に入ります(高1・高2・高3・昼間部対象)。
それに先駆け、8/6(日)8/20(日)8/27(日)の日程で無料体験授業を実施致します。
道具は全てこちらで用意しますので、手ぶらで参加できます。
ふるってご参加下さい。

お申し込み・お問い合せは、お電話(047-342-6006)またはお問い合せフォームからお願い致します。